有機化学のおすすめ参考書・問題集8選【院試・定期試験対策】

有機化学の参考書 化学
定期試験・院試の対策に最適な有機化学の参考書・問題集
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☆本記事は2分で読めます。
2021/10/10更新

理系ちゃん
理系ちゃん

『いろいろありすぎて、どの参考書を使えばいいのかわからない。』

理系くん
理系くん

『問題集を買う必要はあるの?』
『有機化学ってどうやって勉強してる?やっぱり反応機構を永遠と書く感じ、、?』

こんなお悩みを解決します。

☆本記事の信頼性

東大で化学を学んでいた僕の経験と、東大や他大学で化学・生化学・薬学を専攻していた友人(20人)の話を基に、この記事を書きました。
化学を愛してきた僕たち化学ガチ勢が、厳選した参考書と問題集です。

☆本記事のポイント

院試、定期試験対策にオススメの参考書、問題集8冊(有機化学)
有機化学の効果的な勉強方法【読むだけはNG!】

今回紹介する本で勉強すれば、難関と言われる東大・東工大・京大の院試でも確実に得点できる実力が身につきます。これを保証できる良書です。

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私も大学時代に『Prime Student』を利用していましたが、本当に便利です。(参考書は高価なものが多いので、割引は本当に助かります。)

☆関連分野の参考書・問題集について

物理化学の参考書・問題集をまとめました

有機化学のオススメ参考書(レベル別)

ボルハルト・ショアー現代有機化学 上 (レベル:初級)

目次
1章 有機分子の構造と結合/2章 構造と反応性/3章 アルカンの反応/4章 シクロアルカン/5章 立体異性体/6章 ハロアルカンの性質と反応/7章 ハロアルカンの反応/8章 ヒドロキシ官能基:アルコール/9章 アルコールの反応とエーテルの化学/10章 NMR分光法による構造決定/11章 アルケン:IR分光法と質量分析法/12章 アルケンの反応/13章 アルキン/14章 非局在化したπ電子系

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ボルハルト・ショアー現代有機化学 下 (レベル:初級)

目次
15章 ベンゼンと芳香族性/16章 ベンゼン誘導体への求電子攻撃/17章 アルデヒドとケトン/18章 エノール,エノラートとアルドール縮合/19章 カルボン酸/20章 カルボン酸誘導体/21章 アミンおよびその誘導体/22章 ベンゼンの置換基の反応性/23章 エステルエノラートとClaisen縮合/24章 炭水化物 自然界に存在する多官能性化合物/25章 ヘテロ環化合物/26章 アミノ酸,ペプチド,タンパク質,核酸

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難易度2.5
オススメ度4.8

学部1年生や、これから有機化学を学ぼうとしている人にオススメの参考書です。ビジュアル的に見やすく、章末問題に良問が多いため、初学者が基礎を学びやすい参考書です。

『どの参考書を買えばいいのか分からない』と言う初学者は、とりあえずボルハルト<上>を買っておけば間違い無いです。

ボルハルトのいいところは章末問題の解答例が非常に分かりやすいところです。章末問題の解答例があると、より効果的に学習することができます。解答例もセットで購入するのがオススメです。

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ジョーンズ有機化学 上 (レベル:中級)

目次
原子と分子;軌道と結合/アルカン/アルケンとアルキン/立体化学/環状化合物/置換アルカン類/置換反応:SN2反応とSN1反応/脱離反応:E1反応とE2反応/機器分析/アルケンへの求電子付加反応/π結合へのさまざまな付加反応/ラジカル反応/ジエン類およびアリル化合物:共役系中の2p軌道

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難易度3.0
オススメ度4.8

ジョーンズ有機化学 下 (レベル:上級)

目次
共役と芳香族性/芳香族化合物の置換反応/カルボニル基の化学1:付加反応/カルボン酸/カルボン酸誘導体:アシル化合物/カルボニル基の化学2:α位の反応/糖質/生物有機化学/アミノ酸,ペプチド,タンパク質/遷移状態における芳香族性:軌道対称性/分子内反応と隣接基関与

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難易度3.5
オススメ度4.8

僕がもっともオススメする参考書です。

オススメする理由は以下のとおりです。

東大の院試対策に圧倒的に有利
・有機化学において重要な全ての反応を完璧に理解できる
・物理化学と有機化学の繋がりが見える
・章末問題の解答例を使って、化学と同時にTOEFLの対策ができる

東大 理学系研究科 化学専攻の中村栄一教授が和訳されたこともあり、東大化学系では、ジョーンズを使って授業を行っています。院試(基礎)ではジョーンズの章末問題と似たような問題が出題される傾向にあります。

ジョーンズでは有機化学において重要な反応(イオン間反応、ラジカル反応、協奏反応)が全て理解できます。また、ジョーンズでは「軌道論」を意識して反応が解説されているため、物理化学の理論を視覚的に理解することができます。

また、章末問題の解答例はとても詳しく解説されています。解答例が英語なので、論文を読む練習や、TOEFLの対策にも利用できます。
☆とても分かりやすい英語で書かれているので、英語が苦手な人も心配無用です。

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学部生にとって究極の参考書(有機化学の圧倒的理解へ)

ウォーレン 有機化学 上 (レベル:上級)

目次
有機化学とは何か/有機化合物の構造/有機化合物の構造決定/分子の構造/有機反応/カルボニル基への求核付加反応/非局在化と共役/酸性度と塩基性度/有機金属化合物を用いる炭素-炭素結合の生成/カルボニル基での求核置換反応/カルボニル酸素の消失を伴うカルボニル基での求核置換反応/平衡,反応速度,および反応機構/プロトンNMR/立体化学/飽和炭素での求核置換反応/立体配座解析/脱離反応/分光法のまとめアルケンへの求電子付加反応/エノールおよびエノラートの生成と反応/芳香族求電子置換反応/共役付加と芳香族求核置換反応/官能基選択性と保護基/位置選択性/エノラートのアルキル化/エノラートとカルボニル化合物との反応:アルドール反応とClaisen縮合

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難易度4.0
オススメ度4.5

ウォーレン 有機化学 下 (レベル:上級)

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難易度4.3
オススメ度4.2

『有機化学が好き』

『有機化学の研究室に入りたい!』

という人は、まずウォーレン<上>を読んでみてください。
化合物の構造から有機金属化学まで、ウォーレンには大学で学ぶ有機化学の全てが詰まっています。

僕も有機化学が大好きで学部3年生からウォーレンを愛用していましたが、大人の事情で有機化学研究室には行きませんでした。

参考書の大きさ、厚さの比較

MacBook(13インチ)との比較写真が以下になります。

参考書とMacBookの大きさ比較

上下に分けてあるので、そこまでの厚さはありません。

写真では分かりにくいですが、ボルハルトは他の参考書の1.5倍程度の厚さがあります。見やすさを意識して、文字や図を大きくしてあるからです。

どの参考書も持ち運びに不便さを感じるほどの大きさではありません。(THE CELLなどと比較するとかなりコンパクトです。)

院試、定期試験対策にオススメの問題集

演習で学ぶ有機反応機構:大学院入試から最先端まで

難易度3.8
オススメ度4.5

有機反応機構を勉強したいなら、この問題集です。反応における『電子の流れ』を丁寧に説明してくれています。

他にも様々な問題集がありますが、ここでは紹介しません。

紹介しない理由は有機化学の対策方法にあります。

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もっとも効率的で効果的な勉強方法・対策方法

有機化学のもっとも効率的で効果的な勉強方法は、参考書の章末問題を何度も解くことです。それには章末問題の解答例が欠かせません。

ゆえに、章末問題の解答例を紹介しました。

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また、反応機構は、紙に書き殴りましょう。手を動かすことが重要です。

これを毎日続けると『電子の流れ』が見えるようになります。

僕は体育会出身では無いですが、有機化学に関しては体育会系です(有機の研究室ほど体育会系では無いですが)。演習の量がものを言います。

『電子の流れ』が見えるようになったとき、単位をとることはもちろん、志望する大学院に合格することすら簡単に思えることでしょう。

☆生化学・細胞生物学のおすすめ参考書・問題集

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