ベンチャーはブラックか?|元採用担当が解説する優良・ブラックの見分け方

就活
イケイケに見えるベンチャーは危険
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2022/4/3更新

就活ちゃん

『ベンチャーへの就職を考えているけど、優良ベンチャーとブラックベンチャーの見分け方を知りたいなー。』

近年、大企業よりも、ベンチャー企業を志望する学生が増えてきています。

筆者の周りも、東大→大手企業の王道エリートコースでは無く、ベンチャーへ就職した友人がたくさんいます。

成長機会が多いベンチャーですが、「カルチャーフィットしない」「ブラックすぎる」などのネガティブな理由で早期退職する友人も大勢いました。

企業選びに失敗しないように、本記事では、ベンチャーを見極めるポイントを紹介します。

☆本記事の信頼性

大手人材会社を卒業して、某人材系ベンチャーで採用担当をしていた知人の話をもとに本記事を書きました。

前提として、新卒でのベンチャー就職はおすすめしません。その理由は以下の記事で説明しています。


☆新卒でベンチャーはやめとけ

ベンチャー企業を見分けるポイント8選

ビジネスモデル

ビジネスモデルについては、難しく考える必要はなく、

儲かるビジネスモデルなのか?だけちゃんと確認しておいてください。

ビジネスモデルの確認に高度な分析は必要ありません。

toC向けのサービスであれば、その企業が提供している商品の評判をSNSで収集したり、自分で実際にそのサービスを利用してもいいかもしれません。「需要のあるサービスなのか?」を確認してみましょう。

toB向けのサービスに関しては、ユーザーの声を集めることが難しいと思うので、定量的な方法で会社についてリサーチをかけてみましょう。

定量的にリサーチをかけると言っても、バランスシートを読むなど難しい事をする必要はありません。

株たんなど、企業の業績について分かりやすく視覚的にまとめてくれているサイトがあるので、そういったサイトを活用すると手間がかかりません。

情報過多な時代なので、ある意味、信憑性のある情報にたどり着くのが大変です。なるべく企業HPや大手の情報サイトなどを活用してバイアスの無い情報に触れるようにしてください。

情報収集に失敗すれば、意思決定も間違いなく失敗します。

そもそも、なぜ「稼げるビジネスである事」が重要なのかというと、

  • ビジネスセンスが磨かれない
  • 組織だけではなく自分自身の成長を実感できない
  • 事業拡大に必要な資金が集まらないため、新しいことに着手できない

など、金が集まらなければベンチャーの旨味が皆無だからです。

ゲコ

『「こうすれば儲かるんだ」を学べない環境なのであれば、そこに所属する意味はありません。大企業に行った方がいいです。』

市場状態

ビジネスモデルと同様に大切になってくるのが「市場の状態」です。

数年前、タピオカ屋が爆発的に増えましたが、それは市場自体が急成長していたので、その波に乗っかろうとした人が多かったからです。

しかし、今になってタピオカ屋に注力する!と言っている企業は普通に考えるとナンセンスですよね。

「伸びそう、伸びている市場」を選んで、組織と共に成長していけるといいですね。

会社規模

10人以下なのか、100人以上なのか、社員数の規模によって、組織のカルチャーや業務内容は大きく変わってきます。

社員数が2桁程度のベンチャーだと、仕事内容が細分化されておらず、1人で何役もの仕事を担当する場合が多いです。

Webマーケ担当といったように、職種程度には分担されているかも知れませんが、広告運用担当・アフィリエイト運用担当といった粒度での役割分担はされていないと思います。

これが社員数100人〜程度の規模になってくると大企業的な分業構造になってきます。

  • 自分が身につけたい、伸ばしたいスキルは何なのか?
  • 自分にとって理想の働き方はどんなものなのか?

など、明確化した上で、それに合致する組織かをよく確認した上で意思決定を行いましょう。

資金調達額

ベンチャー企業の紹介をメインとしたニュースサイトなどでは、「〇〇社が〜億円の資金調達!」といった記事をよく見かけます。

資金調達額は、その会社のビジネスモデルや期待値などを表す1つの指標になり得ます。

また、当然ですが、資金力を確認するための重要指標でもあるので、確認しておきたいところです。

スタートアップの資金調達情報は以下の様なサイトを参考にするといいです。

特に興味のある業界については調べるようにしましょう。

離職率

社員がどれぐらいの頻度で入れ替わっているのかを知るのは大切です。

研究室やゼミを選ぶ際も「人が直ぐに居なくなる研究室」は避けると思います。

それと同様に、短期間に大量の人が出入りする組織は何らかの欠陥を抱えている場合が多いです。

しかし、離職率を自分で調査するのは難しいと思うので、後で紹介する就活エージェントに相談しましょう。

大量に人を採用して、10%程度の残った人材だけを昇格させる育成制度を取っている企業も実在します。(これはベンチャーに限った話ではありません)

役員・幹部のバックグラウンド

幹部役員のバックグラウンドによって会社のカルチャーはかなり変わってきます。

新卒で就職せずに起業した人の会社のカルチャーは未知数ですが、

大企業から独立して起業したベンチャーは、言葉や評価制度など、前の会社のカルチャーを色濃く継承している場合が殆どです。

また、成長しているベンチャーは、幹部に大企業出身のメンバーがいることが多いです。

元いた会社の名前が信用になり、資金調達がしやすかったり、クライアントに大手企業を引っ張ってこれたりなど、やはり大手との繋がりを持っているのは強みになります。

会社の幹部がどういった顔ぶれなのかも確認しておきましょう。

社長が目指す世界観

最近では、SDGs事業に対する国の予算規模が拡大している背景から、それに関連する事業が増えてきています。

「〜の社会の実現に向けて」といったビジョンを掲げている会社が多くあると思いますが、

そういったビジョンに対して「賛同できるか?」「予算獲得などにおいても合理性があるビジョンか?」などを確認してください。

会社のHPやインタビュー記事などに、その会社がどの様な社会の実現を目指しているのかについて確認することが可能です。

社内の声:待遇やカルチャーなど

ここまではネットや説明会などで簡単に調べることが可能な情報ばかりです。

しかし、これだけでは意思決定を行うには不十分です。

必ず、待遇やカルチャーについて内部の人に聞くようにしてください。

配属される研究室を選ぶにしても、大手の企業に就職するにしても同様です。その環境のリアルを知るには、その環境にいる人に直接聞くしかありません。

ベンチャーは大企業に比べて、口コミサイトなどの情報も充実していないため、実際に働いている人・働いていた人に必ず現場のリアルを聞いておきましょう。

優良ベンチャーを探す方法

ここまで、優良ベンチャーを引き当てるために何を調べれば良いのかについて説明してきました。

しかし、ベンチャー企業は無限にあるため、一社一社、1人で確認するなんで不可能に近いです。

また、会社を選ぶ際には「自分がどうありたいか?何がしたいか?」など自身についても明確に理解しておく必要があります。

ここでは、

  • 膨大な企業情報を調べるのに便利なサービス(調査の外注先)
  • 自身についての理解を深めるために利用したいサービス

について紹介します。

自身のキャリアプランや不安要素の明確化

ポジウィル・キャリア

「POSIWILLCAREER」は、20-30代に特化した、キャリアのパーソナルトレーニングです。

自分に合った就職先を紹介するだけではなく、 どう生きるかの整理をすることをサービスの主目的としています。

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まずは、気軽に面談に参加してみてください。

マンツーマンで就職活動を支援するコンサルティングサービス【POSIWILL CAREER】

就活プラットフォームの有効活用

先述しましたが、就活では、自分で企業研究することも大切ですが、それでは必ず取りこぼしが出てきてしまいます。

労力のかかる企業研究の部分はなるべく就活サービスに外注するようにしましょう。

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OfferBox とは、企業が興味を持った学生にオファーする、新しい就活サイトです。

学生は、OfferBox に自分のプロフィールを登録。

企業は、プロフィールを検索し、自社にあった学生にオファーを送ることができます。

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  3. 志望業界の企業からもオファーがくるため、就活の視野が一気に広がります。
ゲコ

『理系は研究などで忙しいので企業からコンタクトを取ってきてくれるのはありがたいです。』

career ticket

大手人材会社のレバレジーズが運営するキャリアチケット です。

多数の学生を見てきたアドバイザーが、受かるES、GD、面接ノウハウを徹底的に指導してくれます。

また、気になる業界の会社についても、アドバイザーがリサーチをかけてくれます。

  • どうやって就活したらいいかわからない
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上記の様な悩みを持っている人や、これから就活を始める人は、学年に関係無く必ず登録しておきたいサービスです。