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2021/4/19更新
『どういう研究室が良いのか分からない。』
『何を軸に研究室を決めればいいの?』
こんなお悩みを解決します。
☆本記事のポイント
- 学部で就職する人の研究室の選び方
- 大学院に進学する人の研究室の選び方
- 研究室の何を知れば研究室配属で失敗しないのかが分かる
- 研究室訪問で何を質問すればいいのかが分かる
研究室を選ぶために先ず決めておきたいこと
理系であれば学部4年生から研究室に配属される場合がほとんどだと思います。
そこで多くの人が「どの研究室にするべきなのか?」悩むことになると思います。
研究室配属後にミスマッチが発生すると、鬱になったり、思うようなキャリアが実現できなかったりなど、悪い意味で人生が大きく変わってしまいます。
なので、自分に合う研究室を慎重に選ぶ必要があります。
研究室を選び始める前に明確にしておきたいこと(選択軸の決定)
配属研究室を決定するにあたって、先ずは
学部卒で就職するのか?大学院に進学するのか?
を決めておきましょう。
学部卒で就職する場合と、大学院に進学する場合で選ぶべき研究室のタイプがまるで違ってきます。
研究室について確かめておきたいポイント
ここでは、研究室のチェックポイントを就職・院進の場合に分けて紹介します。
研究室訪問などで、これらの情報を集める様にしてください。
研究室訪問に関しては以下の記事を参考にしてみてください。
☆研究室訪問について
研究室の選び方(学部就職する人向け)
学部卒で就職する人は以下の2点を最優先して研究室を選択してください。
学部で就職する人のほとんどは、4年生の大半の時間を就職活動に割かなければなりません。
ゆえに、研究に時間を取られず、比較的楽に卒業条件を満たすことができる研究室を選ぶことをおすすめします。
研究室によっては卒業論文を書く必要がない場合もあります。
実験系よりも分析系の方が時間を確保できる傾向にあるなど、分野特性も考えて研究室を選抜していくといいと思います。
『先輩や教授が行きたい会社と繋がりが無いかなども重要なポイントです。極論、研究内容などを考慮する必要は無いので、いかに就活に時間を割くことが出来るのかを貴重にして、研究室を選びましょう。』
研究室の選び方(院進する人向け)
院進については、以下2種類のパターンがあります。
- 自大の院に進学(内部進学)
- 他大学・他研究科の院に進学(外部進学)
これら2パターンにおける、研究室の選び方をそれぞれ説明していきます。
内部進学を前提とした研究室の選び方
内部進学する人の場合、次の2点を最優先に研究室を選択してください。
内部進学の場合、少なくとも3年間は同じ研究室にて過ごすことになります。
「面白くない研究」「合わない環境」で3年間過ごすのは本当にキツイです。
なので、「研究内容に少しでも興味があるか?」「研究環境や人との相性は悪くなさそうか?」の2点は必ず確認するようにしてください。
外部進学を前提とした研究室の選び方
外部進学する人の場合、次の2点を最優先に研究室を選択してください。
外部の院試を受験する際は、研究室訪問や試験対策など、とにかく情報収集と対策に時間がかかります。
就活をする人並みに、研究に割ける時間が限られます。
しかし、院試対策の時間が確保できるだけではダメです。
ここが就活生との違いです。
外部院進する人は、学部卒業後に2年間研究することになります。
院から分野が異なる研究を始めるのはかなりハードなので、外部の志望研究室に近い研究内容をB4では選ぶべきです。
まとめると、以下のような研究室がいいと思います。
このほかにも、教授の人脈など、考慮するべき事はありますが、別記事にて紹介したいと思います。
『筆者は大学院から研究内容を大きく変更しました。知識や実験スキルのキャッチアップだけで3ヶ月程度の時間が必要になりました。自分がやりたかった事でしたが、正直かなりキツかったです。』
まとめ
研究室は閉鎖的なため、内状を把握することが難しいです。
ですが、ミスマッチなどで後悔しないように、先輩やスタッフを上手く利用して、研究室選びに必要な情報を集めていきましょう。