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2021/7/10更新
『いろいろありすぎて、結局どの参考書を使えばいいのかわからない。』
『まとめサイトは種類が多すぎる、、』
『これだけやっておけば大学の4年間を生きていける、院試も受かるみたいな参考書・問題集が知りたい。』
こんなお悩みを解決します。
☆本記事の信頼性
東大で化学を学んでいた僕の経験と、東大や他大学で化学・生化学・薬学を専攻していた友人(25人)の話を基に、この記事を書きました。
化学を愛してきた僕たち化学ガチ勢が、厳選した参考書と問題集です。
☆本記事のポイント
・院試、定期試験対策にオススメの参考書、問題集10冊(物理化学)
・物理化学の効果的な勉強方法【読むだけはNG!】
・物理化学の理解に必要な数学や量子力学の参考書も紹介
今回紹介する本で勉強すれば、難関と言われる東大・東工大・京大の院試でも確実に得点できる実力が身につきます。これを保証できる良書です。
☆関連分野の参考書について
物理化学のおすすめ参考書
☆アトキンス物理化学〈上〉
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☆アトキンス物理化学〈下〉
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アトキンス物理化学は言わずと知れた物理化学の世界的な名著です。僕も大学1年生の時から愛用していました。
物理化学を学び始める人から、院試対策を始める人まで、幅広く利用できる良書です。
内容が幅広く、かなり詳細に書かれているので、辞書的に使用するのに適しています。後述する問題集と併用すると学習効果が大です。
昔は和訳が酷く、読めたものではありませんでしたが、最近の版は日本語もわかりやすくビジュアル的にも見やすくなりました。
院試対策を行う場合は章末問題の解答例を購入しておくことを強く勧めます。学習効率が全く異なってきます。
上下に分かれているのが嫌だと言う人は、「アトキンス 物理化学要論」を使ってみてください。
アトキンス物理化学(上下)のエッセンスを抽出して一冊にまとめた本です。
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アトキンスの他に、マッカーリサイモン著「物理化学 分子論的アプローチ」や「バーロー 物理化学」などがありますが、古い本なので購入はおすすめしません。
アトキンスを主軸にして、マッカーリとバーローに関しては、図書館にあるものをピンポイントで参照するぐらいで問題ありません。
☆マッカーリサイモン
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☆バーロー
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院試・定期試験の対策におすすめの問題集
先述した参考書を辞書として、併用したい問題集を紹介します。化学系の院試対策を行う場合は必ず活用したい問題集になります。
☆物理化学演習 1―大学院入試問題を中心に (化学演習シリーズ)
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☆物理化学演習〈2〉―大学院入試問題を中心に (化学演習シリーズ)
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この問題集を完璧にすれば、院試で解けない問題は無いでしょう。
特に、東工大・京大・東大などの難関大学の大学院を受験する人は、上記2つの問題集を必ずやり込むようにしてください。
量子化学に関しては、ここから同じような問題が出題されます。
僕の周りは皆、この問題集を利用して院試対策を行っていました。
もちろん、院試対策だけでなく定期試験対策にも効果的です。
無機分析化学に関しても、このシリーズだけで院試対策・定期試験対策は問題ありません。
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量子力学の参考書・問題集
量子力学の参考書はJ.J.サクライの現代の量子力学がおすすめです。
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また量子力学のおすすめ問題集も紹介しておきます。
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この「演習しよう量子力学」は化学専攻から物理学専攻まで、量子力学を学ぶ学科で広く使われています。東大では、量子力学を学ぶにあたってとてもメジャーな問題集です。
もっとも効率的で効果的な勉強方法・対策方法
物理化学のもっとも効率的で効果的な勉強方法は、問題集を何度も解くことです。問題を解く過程でわからないところは、参考書を徹底的に読み込んで理解しましょう。参考書は辞書的に使った方がいいです。
量子化学や熱力学に関しては、式の導出過程も全て紙に書いていきましょう。導出過程も採点対象になるからです。
物理化学に関しては、繰り返し問題集を解いて定着させていくしかありません。紹介した問題集をやり込んでみてください。
☆ 量子力学のオススメ参考書はこちら
☆熱力学・統計熱力学のおすすめ参考書・問題集
☆勉強の息抜き
最近僕が読んだ漫画を紹介しておきます。勉強の息抜きにどうぞ。