学歴ロンダリングとは|大学院で外部進学した人の就職・評判は?

学歴ロンダリング 就活
編入・外部院進学は就職などにどう影響する?
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2022/3/9更新

理系ちゃん
理系ちゃん

『学歴ロンダリングって何? 印象がすごくネガティブ。。』

理系くん
理系くん

『ロンダって就職で不利なんでしょうか? 周りにどう思われるか不安です。。』

この様なお悩みを解決します。

☆本記事の信頼性

筆者はゲコ@院試就活というtwitterアカウントを運営しており、そこで出会った編入・外部院進学経験者の人達の経験をもとに本記事を書きました。また、僕の友人にも所謂「学歴ロンダリング」経験者がたくさんいる為、その友人達の話も参考にしています。

学歴ロンダリングとは

学歴ロンダリングとは

学歴ロンダリング

出身大学よりも上のレベルの大学・大学院に進学すること

学歴ロンダリングとは、「受験で失敗した学歴コンプレックス」「就活で少しでも有利になりたい」などの理由で、自分の出身大学よりもレベルの高い大学・大学院に進学することです。

例えば、「地方の私立大学から東大の大学院に進学する」といった場合に使われます。

学歴ロンダリングに対する世間の評価

マネーロンダリングなど「ロンダリング」は「出どころを隠す・ごまかす」といったネガティブなニュアンスで使われることが多いです。

なので、学歴ロンダリングという言葉に対してもネガティブなニュアンスを感じている人が多いかもしれません。

実際に、「自大ではできない研究をやりたい!」など前向きな理由によって、出身大学よりもレベルの高い大学に進学する場合でも「学歴ロンダだっw」と揶揄されるケースもあるようです。

この様に、「より知名度の高い大学に進学し、最終学歴に箔を付けようとしている」というイメージから、出身大学よりも上のレベルの大学院に進学することを「学歴ロンダだ」と否定する人も一定数います。

学歴ロンダリングのリアル

ここまで、学歴ロンダリングに対して、ネガティブな印象を持っている人が存在することを述べてきました。

しかし、安心してください。

学歴ロンダリングには、メリットしかありません。

そもそも、学歴ロンダリングを「学歴ロンダだ!」と否定的に思っている人は「学歴ロンダすらできなかった哀れな人」が大半です。

東大では学歴ロンダに対して批判的な意見を聞いたことがありません。

というのも東大では、外部生の存在が当たり前ですし、「難易度の高い院試に合格した人」としてお互いを尊敬し合っている部分があります。(経験者は分かると思いますが、院試対策って普通に大変です。)

東京大学大学院の入学者状況を見ても外部生が多いことが分かると思います。

仮に、地方私立の大学から、東大や京大に進学したとしても、所属するコミュニティから外部生であることを悪く言われる事は絶対に無いと言えます。

学歴ロンダ=ただのキャリアアップです。

足を引っ張り合う文化が強い日本では、ある程度仕方が無いと思いますが、海外では「よりレベルの高い大学を目指す」という意味で他大学に進学する事への抵抗などありません。

ゲコ
ゲコ

『東大など上の大学に行けば、上昇志向の強い人が多いので、ロンダなんて言われることはありません。そして、そのコミュニティに所属している限り、「学歴ロンダ」などと言っている人と接することすら無いと思います。コミュニティが違います。』

学歴ロンダリングと就職

学歴ロンダリングは就職に有利なのか?

結論、学歴ロンダリングは就職にも有利です。

地方私立大学から東大の文系大学院に進学した友人で、

「学部の時はESすら通らなかった企業でも、院での就活では、ほぼ100%面接までは進めた」という友人がいます。

大切なのは最終学歴です。

他にも学歴ロンダには以下の様なメリットが存在します。

  • レベルの高い学生と繋がれる
  • 足切りで落とされることが減る
  • 研究など、人にアピールできる事が増える
  • 就活などに関して、みんな意識高く取り組んでいる(情報を得やすい)

「就活に有利」「より良い環境で研究ができる」など様々なメリットがありますが、「同期を含め優秀な人達と繋がりを持てる」というのが、何よりも価値のあることだと思います。

学歴ロンダによって手に入れたものは、就活だけでなく、その後のキャリアにも絶対的にプラスになります。

文系の場合でも、院進・外部院進する事には数々のメリットが存在します。

☆文系の大学院進学

学歴ロンダリングのデメリット

学歴ロンダリングには様々なメリットが存在することを述べてきました。

しかし、進学するまで、内部の状況が見えにくい外部進学では、それなりのリスクも存在します。

研究期間が短い

学歴ロンダリングの場合、大学院から新しい研究室で研究を1から始めることになるため、研究可能な時間が内部生に比べて短いです。

就活も忙しくなるため、キャッチアップの期間を除くと、研究できる期間は実質的に1年も無いのではないでしょうか。。

そのため、外部進学する場合は、できるだけ学部に似た研究を行う研究室を選ぶといいです。

それに、twitterでも言いましたが、修士であれば、結果が出ていなくても、それなりに頑張っていれば卒業はできます。そんなにビビらなくても大丈夫です。

人間関係に関するリスク

外部進学で多いのは、研究室の雰囲気や教授と合わず、精神的にキツくなってしまうことです。

内部進学であれば、だいたい「あの研究室はブラックだ」みたいな事が分かっています。

故に、そこまでミスマッチは発生しません。

しかし、外部進学の場合は、予め得られる情報が少ないため、ハズレを引く可能性が高いです。

それを防ぐ為にも、研究室訪問などで、可能な限り情報を集める様にしましょう。

どの様な情報を聞き出すべきなのかについては、以下の記事を参考にしてください。

☆研究室訪問で聞くべき質問10選

まとめ

世間では、ネガティブに捉えられることもある「学歴ロンダリング」ですが、実際は単なるキャリアアップです。

「今より良い環境」を求めて、編入や外部院進学をすることは、人脈や視野を広げることに繋がります。

外部進学するか悩んでいる人は、少しでも自分の選択肢が広がる様な道を選べると良いですね。

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