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2021/1/28更新
院試に落ちることってあるのかな?
院試に落ちてしまいました。就活もやってません。どうすればいいでしょうか。。
こんな不安や質問にお答えします。
☆本記事の信頼性
院試に落ちた経験がある外部生12人、内部生5人の話をもとに本記事を執筆しています。
※院試で落ちる人は以外に多いです。
☆本記事のポイント
・内部院試でも落ちることってある?
・外部院試ではどれぐらいの人が落ちる?
・院試に落ちたらどうする?
・滑り止めの受験や、就活を同時進行する必要はある?
院試に落ちることはあるのか?
倍率とおおよその不合格者数
院試は大学入試よりも簡単で、大学院は余裕で入ることができるという話をよく耳にします。
しかし、実際のところ、かなりの人が院試で不合格になります。当然かもしれませんが、外部生は内部生よりも不合格になる割合が圧倒的に多いです。
実際に、僕の周りでも院試に落ちた人をたくさん見てきました。
例として、下図にある東京大学大学院の志願者数・入学者数をご覧ください。
全体を見たときの志願者数は約7700人で、入学者数3200人です。つまり、倍率は約2倍程度であり、東大の大学院を受験する人の2人に1人が落ちます。
また、各研究科にフォーカスすると、倍率が4倍近くになる研究科も存在します。
院試における倍率について注意しなければならないこと
院試での合格難易度を評価する際に注意しなければならないことがあります。
それは、研究室の倍率と研究科の倍率が同じでは無いということです。
例えば、倍率が2倍の研究科でも、人気のある研究室の倍率が4倍を超えるなんていうことが普通にあります。院試の目的は行きたい研究室に行くことであり、研究科に受かることはあくまでも前提です。
第一志望の研究室に落ちて、第二志望の研究室になってしまったという話は普通にあります。
第一志望の研究室がどの程度人気なのかを、研究室訪問などで事前に聞いておきましょう。
☆研究室訪問で何を聞けばいいの?
院試に落ちたらどうすればいいのか?4つの選択肢を紹介
ここでは、院試に落ちてしまった際にどのような選択肢があるのかを紹介したいと思います。
①後期の院試を受験する
1つ目は、2月頃に実施される後期試験で再チャレンジすることです。
この選択肢はあまりオススメしません。
理由を以下に記します。
・卒論のため十分な対策ができない
・後期試験は夏の前期試験よりも定員が少ないので、より厳しい戦いになる
また、試験内容も筆記試験だけでなく、卒論の発表や面接が追加されることも多いので、合格率はかなり低くなってしまうでしょう。
インターンオファーが届く就活サービス【dodaキャンパス】②留年して来年の院試を受験する
2つ目の選択肢は、留年して、1年後に再受験することです。とりあえずは、無職になることを回避できます。
しかし、学費が無駄になることや、卒業研究をやり直す必要もでてくるため、研究生になるか、卒業して院試の勉強に集中した方が良いと思います。
③研究生になって来年の院試を受験する
3つ目の選択肢は、研究生になることです。
留年するより、こちらの選択をおすすめします。理由を以下に記します。
・留年するよりも学費が安い
・就活で「研究していました」と言える
・卒業研究をする必要が無いので、院試対策に集中できる
院試に集中できないような研究室の場合、研究生になる必要はないと思います。
院試を再受験する場合は、なるべく院試勉強に集中できる選択肢をとるようにしましょう。
就職活動中の就活生がつくるリアルな就活情報・選考レポート【就活ノート】④就活する
4つ目の選択肢は、大学院への進学を諦めて、就職先を探すことです。
しかし、就活するとしても、大企業では募集が終わっているところがほとんどです。
院試に落ちた時に、手元に就職先の企業も無い。。
このような状況を避けるために、院試対策を始める際に、逆オファー就活サイトに登録しておきましょう。
登録して放置しておくだけで、院試勉強と同時に就活を進めることができます。
☆理系の就活について
院試に落ちないためには?
ここでは院試に全落ちしないためのコツを2つ紹介します。
①滑り止めの大学・研究科を必ず受験する
1つ目は、滑り止めの大学・研究科を受験することです。
特に外部生は自大の大学院を必ず受験するようにしましょう。
☆東大の院でも滑り止めに使える!?|滑り止めに使える東大の研究科
②院試対策はとにかく早めに!
とにかく院試対策は早めに始めましょう。
外部の大学院を受験するさいは特にです。
内部受験なら遅くても3か月前、外部受験なら1年前には院試勉強を始めましょう。
新卒採用オファー受信率98%【dodaキャンパス】まとめ
外部生・内部生を問わず、対策が不十分であれば院試は普通に落ちます。
院試に落ちないために、早めに情報収集を始め、対策に取り掛かりましょう。
また、滑り止めの大学院を用意したり、就活を並行するなどして、院試の全落ちを避けましょう。
外部生は情報も少なく、不安かもしれませんが、ちゃんと対策すればきっと合格できます。
院試は頑張ってください。