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2022/4/17
『説明会でベンチャーの話を聞いたら、なんだかキラキラしていて魅力的。新卒でベンチャーに入るってどうなんだろ?』
『今時、新卒で大企業ってダサいと思うんですよね。ベンチャーで自分の実力を試したい!!』
こんな思いを持った人に本記事を書きました。
結論から言うと、「新卒でベンチャーに入るのは本当にやめとけ!」です。
何も考えずに新卒でベンチャーに飛び込んでしまうと、箔も実力もつかず、次の転職先を見つけられずにキャリアが詰んでしまうことだってあります。
『よく就活ブログなどでも、「よっぽどの自信が無ければベンチャーはやめとけ」的なことが書かれていますが、さらに言うと、「自身では無く実力が無ければベンチャーはやめとけ」です。』
学生の時にもっている「自信」には実力が伴っていない事が多いので、ベンチャーに入ってから、
実力の無さに気づく→大手の転職を探す→どこにも決まらない→鬱発症
と言う知人もいました。
世間から評価される余程の実力がない限り、新卒では大手の企業に就職しましょう。
☆本記事の信頼性
ベンチャー・大手で人事を担当している友人5人。また、ベンチャー・大手の両方の現場で働いた事がある友人3人の話をもとに本記事を執筆しています。
世間でよく言われているベンチャーに就職するメリット
圧倒的に成長できる
「成長」という言葉の定義が曖昧ですが、
ベンチャーでは裁量を持って様々な仕事にチャレンジする事ができると思っている人は多いです。
新規事業の立ち上げに関わる事ができたり、まさに0→1フェーズを味わう事が可能です。
これは、大企業ではなかなか経験することの無い部分だと思います。
よく「ベンチャーでの日々はジェットコースター」といった風に表現されますが、劇的に変化していく環境はまさにその表現通りだと思います。
そんな環境で働いていると嫌でも様々な業務を担当することになりますから、大企業に比べて圧倒的に経験値を積む事ができます。
裁量が大きく、幅広い業務を経験できる
ベンチャーでは、大手に比べて個人の裁量は大きいです。
少人数で、無駄にできる予算もありませんから、
営業担当で入社しても人事の業務に兼務がつくかも知れませんし、マーケティングで入社しても営業の業務に兼務が発生するかも知れません。
そういった業務を1人でこなすケースが多いため、圧倒的な責任・裁量を持って推進していく必要があります。
また、役員との距離が近いため、大企業では4回も5回も起案しなければならない新規の案件を、ベンチャーでは役員に直接繋げてフットワーク軽く新規事業へ着手・推進することも可能です。
自由な働き方が可能
企業によっては非常に柔軟な働き方が可能なところもあります。
私の友人が働いていたベンチャー企業では、
- フルフレックス
- フルリモート(出社も自由)
- 副業可能
といったように、「ガチガチに組織に所属する」という雰囲気ではありませんでした。
本当の意味でフレキシブルに働く事が可能というのもベンチャーの魅力の1つです。
ストックオプションで一気に資産を築く事が可能
最後は報酬に関してです。
未上場の会社の最大の魅力は、ストックオプションだと思います。
上場の際の時価総額によっては、一度に億単位の資産を作る事が可能です。
そのため、一発狙いでベンチャーに入る人も少なくはありません。
これが理由ならベンチャーへの就職は絶対にNG
とにかく成長したいから
『成長』に関しては採用担当人事が作り上げたイメージである事がほとんどです。。
ベンチャーに魅力を感じている人のほとんどが、この「圧倒的成長」だと思います。
そもそも『成長って何??』という話なのですが、大企業の方が「みなさんがイメージしている成長」を実現しやすかったりします。
以下、ベンチャー・大手、夫々で身につけられるスキルやマインドについてまとめておきます。
ベンチャーで身につくこと
まず、ベンチャー企業のよくある環境として、
このような環境で身につく事は
ベンチャーでは、マーケティングやプログラミングといった特定のスキルというよりも「カオスな環境の中、なんとしても事業を推進していく」というマインドセットが身につきます。
サバイバル力が身につくという感じです。
大企業で身につくこと
一方、ベンチャーと違って、組織が出来上がっており、役割も明確化されている大手では、次のような利点があります。
ベンチャーの方が成長しやすい、スキルが身につきやすいと思われがちですが、実際は大手の方が特定の分野を集中的に学べるため、スキルを身につけやすいです。
若いうちから大きな裁量が欲しいから
新卒の人に聞きたいのですが、「なぜ裁量が欲しいのでしょうか?」
正直、スキルや経験も無ければ、人脈も無い新卒で「裁量」だけもらっても本当に辛いだけです。
『人材系のベンチャーに入社した友人は、プロジェクトオーナーとして、1つのプロジェクトの推進を丸々任されたのですが、何もできず右往左往していました。。そして、精神的にキツくなって辞めています。』
ほとんどの新卒社員は、裁量と予算だけ渡されても何もできないのが現実です。
優秀な人と一緒に仕事がしたいから
誤解を恐れずに言うと、結論、ベンチャーよりも大手企業の方が優秀な人は圧倒的に多いです。
ここで言う優秀な人とは、世間一般で言う、有名大学を出て、勉強ができて、頭の回転が早い的な王道エリートのことです。
中小企業に行くと、ビジネス的には優秀な人でも、学力などは高卒と大差ない人も多いです。
そうなってくると、仕事以外の話が合わず、人間関係の構築が難しかったりします。
『自分はどう言うタイプの人間で、どう言うタイプの人・コミュニティーと合うのか』
よく内省しましょう。
大企業とベンチャーの違いはよく理解した上で意思決定を行いましょう。
人事やSNS上で発信されているバイアスだらけの情報をもとに意思決定してしまうと本当に痛い目を見ます。
どうしても大企業は嫌という人:メガベンチャー という選択肢
働き方や風通しの良さといった観点で、ベンチャー企業が気になる人は、何十人といった小規模のベンチャーではなく、ある程度の規模がありながらもベンチャー的な文化を兼ね備えたメガベンチャーに就職するといいかも知れません。
ベンチャーとメガベンチャーの区別は難しいですが、従業員数300人程度を超えてくるとメガベンチャーと言っていいでしょう。
社風はベンチャー、
組織構成や福利厚生は大手企業
と言ったいいとこ取りができる企業も多く、そうった企業は、新卒のメンバーも優秀な人が多いです。
『東大の友人でも、メガベンに入社して、給料+副業という感じで働いている人が多いです。』
ベンチャー就職に向いている人
新卒でベンチャーはやめとけと言ってきましたが、ベンチャーに向いている人もいます。
自分の事業に必要なものが明確な人
『将来、この業種で起業するため、あの企業のクライアンを分けてもらいたい。』
など、将来のプランに必要なものが明確になっている人は、一旦ベンチャーに入社して、コネを築いてから3年程度で独立する人が多いです。
特筆できるスキルを持つ人
また、大学院での研究が、その企業と相性が良く即戦力として働ける人もベンチャーに向いています。
ベンチャーはアウトプットの場であって、インプットの場ではありません。
故に、即戦力となり得るスキルを既に備えている人であれば、ベンチャーに入っても中心人物として、活躍していけるでしょう。
大企業かベンチャーで迷っているなら
ここでは、
- 膨大な企業情報を調べるのに便利なサービス(調査の外注先)
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について紹介します。
自身のキャリアプランや不安要素の明確化
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まずは、気軽に面談に参加してみてください。
マンツーマンで就職活動を支援するコンサルティングサービス【POSIWILL CAREER】就活プラットフォームの有効活用
先述しましたが、就活では、自分で企業研究することも大切ですが、それでは必ず取りこぼしが出てきてしまいます。
労力のかかる企業研究の部分はなるべく就活サービスに外注するようにしましょう。
OfferBox
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学生は、OfferBox
企業は、プロフィールを検索し、自社にあった学生にオファーを送ることができます。
『理系は研究などで忙しいので企業からコンタクトを取ってきてくれるのはありがたいです。』
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大手人材会社のレバレジーズが運営するキャリアチケット
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また、気になる業界の会社についても、アドバイザーがリサーチをかけてくれます。
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- 自己分析、ES、GDなどどうしたらいいかわからない
- 企業の探し方、選び方がわからない
- 就活浪人か留年か迷っている
- 内定がとれない
上記の様な悩みを持っている人や、これから就活を始める人は、学年に関係無く必ず登録しておきたいサービスです。
まとめ
人事のブランディングなどによって、キラキラに見えるベンチャー企業ですが、実態として、新卒で入社して活躍できるほど甘い世界ではありません。
特定のスキルを身につけたい人は、一旦、大手の企業に入って実力をつけてください。
何らかのスキルを身につけた次のステップとして、ベンチャーを目指してみるのもいいと思います。
☆優良・ブラックベンチャーの見分け方